手術方法 一期的手術
こんにちは😃まむです。
今日は口唇裂と口蓋裂の手術についてです。
一期的手術という、口唇裂と口蓋裂の手術を一度に受けられる手術方法があります。
まだ一般的ではなく、国内でも受けられる病院は少数のようです。
通常、口唇裂の手術をした後に、時期が来たらあらためて口蓋裂の手術をするため、最低でも2回の入院が必要です。
(その後も成長に合わせて、顎に歯が生えるよう骨の移植や、鼻や唇の形の修正手術などがあります。)
一回の入院で口唇と口蓋の手術ができるのは、入院時の家族の負担が減るかもしれない!と思い、一期的手術を受けたいと思う時期もありました。
一期的手術は、一度に手術するため、入院期間が3週間ほどになるようです。
子供が通っている大学病院でも一期的手術を受けることができます。
しかし、担当する科が決まっているため、他の科をメインで受診している場合は受けられないようです。
北大病院で一期的手術を行なっているのは、形成外科です。
また、形成外科を受診していても疾患の状態によっては、一期的手術を希望しても受けられないこともあるようです。
北大の口腔外科を受診の場合、口唇裂の手術は形成外科で受けて、口蓋裂の手術以降は口腔外科で受けることになります。
鼻の形の修正などは、適宜形成外科で受けるため、2科の受診となります。
今のところわかっている、二つの科の違いをまとめてみます。
口腔外科メインで受診しているため情報に偏りがあります💦
※あくまで見聞きしてわかっている範囲なので、誤りがあるかもしれません。そこはご理解ください🙇♀️
◇口腔外科メイン
口腔内のホッツ床(プレート)は口腔外科で作成、口蓋裂の手術前まで装着
口唇裂の手術は形成外科で行う(入院は形成外科)抑制筒必要
口蓋裂の手術は口腔外科で行う(入院は小児科病棟と同じ)抑制筒不要、口から柔らかい食事
歯の骨移植手術は口腔外科で行う(腰骨または顎の骨から移植)
口唇裂の手術までは月一程度で2科受診
口唇裂手術後は3ヶ月に一度形成外科受診
口唇裂手術後は2ヶ月に一度口腔外科受診
口唇裂手術から半年で、形成外科は一年ごとの受診
口蓋裂手術後から口腔外科にて言語訓練
◇形成外科メイン
一期的手術の選択肢がある
口腔内のホッツ床(プレート)は他の病院(札幌市内の歯科)で作成、口唇裂の手術まで装着
口唇裂の手術は形成外科で行う(入院は形成外科)抑制筒必要
口蓋裂の手術は形成外科で行う(入院は形成外科)抑制筒必要、鼻から経管栄養
歯の骨移植手術は形成外科で行う(腰骨から移植)
口蓋裂手術の後から、口腔外科にて言語訓練
一期的手術の場合、時期が来たら咽頭弁手術を形成外科で行う、咽頭弁手術後から口腔外科にて言語訓練
産まれる前からどこの科を受診するか決めることは難しいですが、一度通い始めると、科を変えることが難しそうです。
出産した病院で紹介状を書いてもらう場合には、何科に紹介されるのか聞いてみるといいかもしれません。産まれる前に口唇裂があると分かった時点でも、主治医に尋ねると紹介される科を確認できるかもしれないです。
また、出産前にあらかじめ、大学病院に相談することができるかはわかりませんが、いろいろと調べるといいと思います。
どのような手術方法になったとしても、それがその子のために一番いい選択肢になると思います☺️
調べるだけ調べて動いたら、あとは流れに身を任せてみてください😊
この記事が少しでもお役に立てば幸いです✨✨
ではでは。